まるで佐々木主浩氏!? MLB1973試合出場捕手が華麗な転身、愛馬がクラシック出走へ
ベネズエラ代表としてWBCにも2度出場したビクター・マルティネス氏
インディアンスやレッドソックス、タイガースでプレーし、メジャー17年間で通算1973試合に出場、246本塁打を放ったビクター・マルティネス元捕手。ベネズエラ代表として2006年、2017年と2度、WBCにも出場している名選手が、引退後、華麗なる転身を遂げたことをMLB公式サイトが紹介している。
タイガースに在籍した2018年シーズンを最後に現役引退したマルティネス氏は、引退後、もともとは牛を育てる牧場主になろうとしていた。ところが、競走馬の馬主となり、なんと所有馬が今年、米競馬界の3歳最強馬を決めるケンタッキーダービーへの出走権を獲得したという。
記事では「ビクター・マルティネス氏は2018年シーズン後に現役引退した時、牛の牧場主になろうとしていた。1年半後、彼はケンタッキーダービーへの出走権を得たチャンピオンの競走馬のオーナーになった」と紹介。所有馬のキングギレルモが3月に行われたタンパベイダービーを制し、クラシック3冠の最初のレースであるケンタッキーダービーへ出走することになったという。
MLB公式サイトでは「競走馬のオーナーになることが夢であったと以前に語っていた」と、マルティネス氏の夢だったこともレポート。6歳の時に亡くなった父の名前「ギレルモ」を冠した愛馬が競馬関係者の夢であるダービー制覇のチャンスを手にしたことになる。
今年のケンタッキーダービーは新型コロナウイルスの感染拡大により、当初予定されていた5月2日(日本時間3日)から9月5日(同6日)へ延期されることが決まっている。日本ではかつて横浜やマリナーズで守護神として活躍した大魔神・佐々木主浩氏が引退後に馬主となり、所有馬がG1を制している。マルティネス氏も佐々木氏のように、G1馬のオーナーとなれるだろうか。
(Full-Count編集部)