新型コロナ感染の阪神藤浪に米メディアも特集 「オオタニに次ぐ争奪戦だった」
米メディア「スポーツ・イラストレイテッド」も新型コロナに感染した藤浪を特集
新型コロナウイルスの感染拡大により、開幕が延期となっている日本プロ野球。米メディアは4月24日の開幕予定が再延期となる可能性を指摘する一方、感染発覚第1号となった阪神の藤浪晋太郎投手に注目。「かつて、いかに期待されていたかといえば、2013年ドラフトでオオタニに次ぐ争奪戦だった」と高校時代の高評価ぶりにスポットライトを当てている。
「シンタロウ・フジナミ、日本野球の今シーズンが新型コロナウィルスによって延期濃厚」と特集したのは米誌「スポーツ・イラストレイテッド」だった。
阪神の藤浪、伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手の新型コロナウイルスへの感染がすでに公表されているが、記事では「日本で起こってしまったことは、MLBがシーズン延期中に避けたい事柄だった」と分析。そして、特集では阪神の3選手のコロナ感染が発覚したことで、開幕が再度遅れる可能性に注目。そして、陽性反応が出た藤浪についても注目している。
「一時、10代の怪物だった投手」と評した上で、記事では「25歳になった右腕フジナミが、かつていかに期待されていたかといえば、彼はエンゼルスの二刀流のスター、ショウヘイ・オオタニに次いで、2013年のプロ野球ドラフトで争奪戦となったのだ」と高校時代の圧倒的な評価の高さを紹介。藤浪の名前に馴染みのない米国の野球ファンに対して、日ハムに同期入団した大谷を比較対象に挙げている。
プロデビュー3年間の通算35勝21敗、防御率2・87、519奪三振というデータも紹介した上で、「それ以降、健康状態を維持するのに苦労し、今では新型コロナで遅れを余儀なくされている」と分析し、米メディアも注目していた。
(Full-Count編集部)