DeNA新主将・佐野がネット取材会見 「1月か2月のトレーニングに戻す感覚」
パソコンで約10分間取材に応じた佐野「かなり時間が空くので、もう1度トレーニングに力を入れたい」
DeNAの新主将兼4番、佐野恵太内野手が4日、ウェブ会議アプリを利用して会見を行った。新型コロナウイルスの拡大をうけ、DeNAナインは自主練習を余儀なくされ、報道陣は直接取材禁止。そこで球団は親会社がIT企業という特性を生かし、ネット会見を設定した。3月31日には伊藤光捕手が同様の会見を行っている。
佐野はこの日、横浜スタジアムでトレーニング後、記者らのパソコンとネットをつなぎ約10分間取材に応じた。今月24日を目指していた公式戦開幕が白紙となったことをうけて「かなり時間が空くので、もう1度トレーニングに力を入れたい。1月か2月に行っていたのと同じメニュー、量にする感覚です」と話した。
佐野は昨季、代打で結果を出し、8月後半以降は4番に座ることも。今季からレイズに移籍した筒香の後を継ぎ主将に就任した。オープン戦、練習試合では専ら「4番・左翼」で出場し、オープン戦3本塁打を放つなど好調。今後の野球人生を占うシーズンが思わぬ形で開幕のめどが立たない状況になっているが、「野球人生は今年だけじゃない。今年(の経験)が来年以降のプラスになるように、しっかり練習してやっていきたい」と語った。
システムの不具合で予定より約20分遅れて始まった会見だったが、佐野は「こういう状況は初めて。こういう形でも取材ができる時代なんだ、すごいな、と思ってます」と目を丸くしていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)