「もう二度と撮れない」 カメラマンが必死にシャッターを切った佐々木朗希の珠玉の1枚
U-18国内合宿で視線を独り占めしたブルペンでの一枚
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期となり、やきもきしている野球ファンも多いことだろう。今季は1年目から活躍が期待される高卒ルーキーも数多くいるが、その筆頭格がロッテの佐々木朗希投手。Full-Count編集部ではそんな佐々木の高校時代の珠玉の一枚をカメラマンが厳選。「もう二度と撮れないでしょう」という“珠玉の1枚”を公開する。
赤土をつけたまま高々と上げられたスパイク、無理のある体勢を微塵も感じさせない涼しげな目元、剛速球の前の静寂……。昨夏の「U-18ベースボールワールドカップ」開幕を控えた8月末日、壮行合宿が行われた都内大学の室内練習場での一コマは、怪物と称されるだけのスケールを存分に感じさせる。
「ブルペンのほぼ真横、低い位置から撮ったものですが、この角度から投球を見るなんてプロでは投手コーチだって無理。ましてやこのアングルの写真なんてもう二度と撮れないでしょう。そういう意味でもお宝ショットですね」(カメラマン)
岩手県大会では決勝で登板を回避し敗退。それだけに、この合宿は“令和の怪物”が初めて全国区でそのベールを脱いだ瞬間だった。殺到する報道陣の中、必死にこのアングルを確保しシャッターを切り続けた。体を張ったカメラマンの汗もにじむ、珠玉の一枚だ。