「中継ゴーンヌ」で収入激減も… 日ハム名物実況、開幕延期で“新たな挑戦”へ

自身のYouTubeチャンネルを開設「今は普段できていないことをやるチャンス」

 米プロスポーツが中断されたのは3月12日(日本時間13日)。しかし、近藤さんの動き出しは早かった。18日には動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」で自身の公式チャンネル「Ugk tube!」を開設。スポーツ中継で同時通訳できる語学力を駆使し、「(視聴者に)少しでも英語に慣れてもらおうと」と海外のスポーツニュースを日本語で解説。3日までの17日間で15本の動画をアップしている。

「(動画編集など)全部やっています。いくらでも時間があるので。(新型コロナウイルスの感染拡大前から)ボヤッと考えていたんだけど、やる時間がなかったし、(情報は)スポーツ中継中に話す義務があると思っていたからやっていなかった。ただ、そのチャンネルがなくなっちゃって。今は、まさに普段やることができていないことをやるチャンスだと思うんです」

「野球選手もアジャストが求められる世界。高校からプロに入ってきた選手はそうだし、大谷翔平選手が(日本ハムから)メジャー挑戦した時もそう。いい選手はアジャストができるし、生き残っていける。人生も同じだと思います。今、私にはコロナへのアジャストが求められているんだと思います」

 球界の見えない先行き。それでも、名物実況は決して下を向くつもりはない。

【動画】「イッツゴーンヌ」、「ワンツースリー」…日ハム名物実況のキャッチフレーズはどう生まれたのか?

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