タイガース一筋22年、ケーライン氏が死去　バーランダーも追悼「大事な存在だった」

1980年に野球殿堂入り、メジャー史上4人しかいない“3000安打＆10度のGG賞”を達成したケーライン氏

　タイガース一筋22年、1980年に野球殿堂入りを果たしたアル・ケーライン氏が逝去した。85歳だった。3000安打＆GG賞10度を達成したのは、ケーライン氏やイチロー氏を含めメジャー史上4人のみであり、この名プレーヤーの訃報をMLB公式サイトも伝えている。

「殿堂入り選手であり、最愛の“ミスター・タイガー”ことアル・ケーラインが85歳で亡くなる」

　MLB公式サイトはケーライン氏の訃報を伝え、現役時代に残した功績を紹介。あと1本塁打を放っていればMLB史上10人目となる400本塁打＆3000安打達成者となっていたことを言及し、「私のキャリアの全てで、タイガースの選手としてプレーしたことを誇りに思う」と当時のケーライン氏のコメントを紹介。

　通算成績は2834試合に出場し3007安打、打率.297、399本塁打、1582打点をマーク。往年の名プレーヤ―の訃報にMLBのマンフレッドコミッショナーも「生涯タイガースの選手だったアルは、真のジェントルマンだった。そして（国民的娯楽である）野球において万人から敬意を受けた存在の一人だった。彼が18歳の新人時代からずっと他の選手の為に手本を示したこと、そして彼の友情と謙虚さを称賛します」とコメントを発表している。

　2005年の新人時代から12年半もの間タイガースでプレーしていた現アストロズのジャスティン・バーランダー投手も「本当に親切で、寛大な方だった。彼は本当に多くの人たちにとって、非常に大事な存在だった。（共に過ごした）この時を通じて、あなたのことを友人と呼ぶことを光栄に思います。安らかな眠りにつきますように、ミスター・タイガー、アル・ケーライン」と、追悼コメントを発表している。

（Full-Count編集部）