異様な光景が… 11日に開幕する台湾プロ野球、楽天が“ロボット観客”を導入

台湾プロ野球(CPBL)は4月11日に2020年シーズンが開幕する【写真:Getty Images】
台湾プロ野球(CPBL)は4月11日に2020年シーズンが開幕する【写真:Getty Images】

楽天のリウGMは「ちょっとした面白みを出しても良いかと」

 新型コロナウイルスの感染拡大でNPBやMLBの開幕が延期となる中、台湾プロ野球(CPBL)は4月11日に2020年シーズンが開幕する。原則、無観客での開催となるが、ラミゴモンキーズから今季、チーム名が変更となった楽天モンキーズが、やや“異質”な観客をスタンドに入れるようだ。

 スタンドでファンを応援するのは、まさかの「ロボット」。米全国紙「USAトゥデー」がこの楽天モンキーズの異質の取り組みに注目し「CPBLのチームがロボットのマネキンにファンの代わりを務めてもらう」と紹介している。

 記事では「CPBLのシーズンが開幕することになり、この新型コロナウイルスが蔓延する中、観客席を埋める意味である球団が想像力を働かせた」とレポート。11日に開幕する台湾プロ野球だが、“ソーシャルディスタンス”を求められている現状から、球場には選手、コーチ、球団スタッフ、リーグ関係者ら200人しか入れないことになっている。

 空っぽのスタンドでプレーしなければならず、“ロボット観客”の導入を決めた楽天モンキーズのジャスティン・リウGMは「ファンの方たちを観客として迎え入れることは許可されていないので、ちょっとした面白みを出しても良いかと思っています」と、この狙いを説明する。この“ロボット観客”、WBSCの公式ツイッターでも紹介され、その“異様さ”が反響を呼んでいる。

【画像】スタンドで応援する楽天の“ロボット観客”たちを紹介する実際の写真

RECOMMEND