DeNAドラ2坂本、外出禁止中に鷹・和田本を熟読「ずっと参考にしてきた投手」

オンライン会見に臨んだDeNA・坂本裕哉【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
オンライン会見に臨んだDeNA・坂本裕哉【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

DeNAドラ2左腕・坂本は開幕ローテ入りへ仕切り直し「大学時代の友人も自宅研修」

 DeNAのドラフト2位ルーキー、坂本裕哉投手(立命大)が13日、オンライン会議システム「Zoom」を利用して記者会見に応じ、約15分間質問に答えた。

 チームは新型コロナウイルスの感染拡大をうけて自主練習となっており、即戦力左腕は「オープン戦は結構いい感覚できていたので、スムーズに開幕にいければベストでしたが、この時間の使い方がシーズンに響いてくると思うので、トレーニングや準備の時間が増えたことをプラスにとらえて取り組みたい」と語った。

 3月1日の西武とのオープン戦(長崎)こそ3回5安打3失点と打ち込まれたが、同13日の日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)で4回1安打無失点。同21日の巨人との練習試合(東京ドーム)でも3回1安打無失点の快投を演じ、開幕先発ローテ入りに大きく前進したが、ペースダウンを余儀なくされているところだ。

 大学時代の友人とも連絡を取っており、「自宅研修とかで出社はしていないようですが、『みんな働くようになってるんだな。自分も頑張らないと』と思います」。

 外出がままならない状況だが、「子供の頃から、部屋の中でも野球。3歳下の弟と、紙のボールを手で打って遊んでました。野球盤もやりましたし、今もパワプロ。ずっと野球を好きでいられています」と振り返った。読書の時間も増えているようで、最近読んだ本に「和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか」(講談社現代新書)を挙げた。福岡県出身とあって「昔からソフトバンクが好きで、和田(毅投手)さんはずっと参考にしてきたピッチャーなので」と話した。

 DeNAの先発陣はエースの今永をはじめ、石田、浜口、東と“左腕王国”の様相で、その4人はいずれも大学から入団。大学出身左腕が活躍する伝統ができつつある。一方で、坂本にとって立命大の2年先輩にあたり一昨年新人王を獲得した東は、左肘を手術し今季中の復帰は絶望的で、“後輩”にかかる期待が大きくなっている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY