DeNAに広がる英語の輪 12球団唯一「チーム付英語教師」平川ブライアン先生に迫る

「Full-Count」で英語レッスン開講「野球観戦を楽しめるお手伝いができたら」

 日本球界では、アメリカでは聞き慣れない野球英語が使われていることがある。例えば、デッドボール、フォアボール、エンタイトルツーベース……。その違いに触れる度、ブライアン先生の好奇心がくすぐられるようだ。

「おそらくカタカナ英語から生まれた野球英語だと思います。確かにアメリカ人は使わないけれど、言われてみれば『なるほど』と理解できる。例えば『ランニングホームラン』や『3アウトチェンジ』。明らかに英語のはずですが、アメリカではそういう表現はしません。『ツーベース』『スリーベース』とも言いませんし、『ゲッツー』も私たちは『ターンツー』と言います。こういう違いは面白いですね」

 今季から「Full-Count」ではブライアン先生と強力タッグを組み、野球ファンが楽しめる英語レッスンシリーズ「DeNAブライアン先生のWe☆Baseball」を開講する。「日本のファンがアメリカで使う野球英語に対する理解を深め、さらに野球観戦を楽しめるお手伝いができたらうれしいですね」とブライアン先生。簡単な野球英語から、野球英語から派生したビジネスシーンでも使えるフレーズなど、幅広いレベルの英語レッスンをお届けする。

 最後に、ブライアン先生の一番のお気に入りで、外国人選手は誰もが「オー、なんてクールなんだ!」と大喜びするという日本の野球用語を教えてくれた。

「それは『サヨナラホームラン(ヒット)』です。英語では『walk-off homerun(hit)』『game-ending homerun(hit)』と言いますが、『サヨナラホームラン』の方が断然クールな響きを持っていますね。今年から加わったオースティンやピープルズにも『日本では試合を終わらせるホームランをなんと呼ぶか知ってる?』と聞いたら『知らない』というので、早速教えてあげたら『オー、それはクールだ!』と大喜びでした(笑)。ぜひ外国人の友達がいたら教えてみてください」

 4月20日からスタートする英語レッスンシリーズ「DeNAブライアン先生のWe☆Baseball」。乞うご期待。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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