【球界名場面】全てを置き去りにする“神足” 韋駄天・周東佑京は「漫画に出てくる野球選手」
内野ゴロで出塁、ヒット1本で本塁へ
新型コロナウイルスの感染拡大でいまだに開幕の見通しが立たないプロ野球。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り、気分を晴らしてみてはいかがだろう。ここでは、昨年その快足を武器に一躍ブレイクを果たしたソフトバンク・周東佑京内野手の驚異の韋駄天ぶりを紹介する。
2019年9月28日、オリックス対ソフトバンク戦。まずはボテボテのセカンドゴロを悠々とセーフにすると、続く柳田のライト線への一打で一気に三塁へ。二塁到達の直前に一瞬打球を確認したものの、まったく足を緩めることなく最短距離でベースを回った。
さらに高田のサードゴロの間に迷う素振りすら見せず一直線。送球よりも速いのではと錯覚するほどの俊足で、一瞬早くホームへ滑り込んだ。暴走とも取られかねないギリギリのタイミングに、当然のごとくリクエストが申請されるも判定は覆らず。ベンチ前で確信する余裕を見せつけた。
全てを置き去りにするとも称されるその韋駄天ぶりに、ファンからは「漫画に出てくる野球選手そのもの」、「あれ?ライト前ヒット1本だけのはずなのになんで1点入ってんだ??」、「周東でなければただの暴走」、「その気になれば内野ゴロ→2盗→3盗ができるとか1人だけ少年野球やん」と絶賛の声が上がった。