“ヤスアキジャンプ”も自粛やむなし… DeNA山崎の胸の内「1日でも早く」

新型コロナ対策チームが「肩組み、飛び跳ねなど集団での動きの伴う応援」は感染リスクが高いと指摘

 ところが今年3月12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、NPB(日本野球機構)などに対して専門家チームが行った提言では、「肩組み、飛び跳ねなど集団での動きの伴う応援」や「大声での声援、応援」は感染リスクが高いと指摘された。ヤスアキジャンプなどは“危険行為”と指定されてしまったようなものだ。

 NPBの斉藤惇コミッショナーは17日の会見で、セ・パ交流戦の中止を発表する一方、無観客での開幕の可能性について「みんなで話し合っている段階ではないが、状況が状況だから、私としては否定できない」と語った。各球団は入場者数を絞り、観客と観客の間隔を空けて座らせることも想定して、シミュレーションを始めている現実もある。

 今季、たとえ観客を入れることができるようになったとしても、ヤスアキジャンプのようにファンが一体となるパフォーマンスはハードルが高く、道のりは遠いと言わざるをえない。こうした状況が続けば、プロ野球人気自体に深刻な影を落とすことにもなりかねない。

「ファンの皆様の思いは、僕ら選手も痛いほど感じている。なんとか開幕できて、横浜のファンやプロ野球ファンの皆様が球場に来て楽しく観戦できるように、僕らはパフォーマンスを維持しながら頑張るので、僕も一生懸命トレーニングするので、みんなで乗り越えて、これからの明るい野球界のために応援してほしい」と吐露した山崎の思いが届いてほしい。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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