開幕を迎えた台湾プロ野球で注目? ユニークな“無観客応援グッズ”の誕生秘話
楽天モンキーズが販売するオーダーメードグッズが話題に
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期されていた台湾プロ野球(CPBL)が、12日に無観客で開幕した。楽天モンキーズの本拠地、桃園球場のスタンドにはマネキンやロボット応援団が設置され注目を集めたが、球場で応援することができないファンのために、ユニークなグッズも続々と発売されている。
桃園球場のスタンドには、人型のボードが多数並んだが、このボードの顔の部分に、自分の顔をプリントできるオーダーメードグッズが発売された。完成後は桃園球場のスタンドに設置され、新型コロナウィルスが終息して観客を入れて試合ができるようになったら、自宅に発送してくれるという。横断幕に入れる文字も自分で決めることができるので、選手への思いも伝えられる。値段は5900元(約2万1000円)と少々高価だが、4人分の顔を印刷できるので、球場で応援している仲間たちと購入する人もいたようだ。
選手の口元がプリントされたマスクも登場した。チーム内でも人気の10選手分が予約販売され、人気を集めたのはDeNAでもプレー経験のあるイケメン左腕、王溢正投手だという。また、選手だけでなく日本でも人気の美人チア「楽天ガールズ」のマスクも予約販売された。値段は120元(約400円)と手ごろで、感染予防をしながら応援を楽しめる。
また、16日、17日の台湾国内での新型コロナウイルスの新たな感染者数が0人となったことから、0人という意味の中国語、零例(リンリー)と、林立(リンリー)内野手の名前をもじったグッズが早速発売された。
球団担当者は「無観客試合でのスタートとなりましたが、皆さんの顔がプリントできるボードやマスクなど、ファンの方々に喜んでいただけるグッズを用意しました。引き続き、このような状況だからこその取り組みを行っていきたいと思っています」と話した。
試合は無観客で行われているが、斬新なアイデアでファンを楽しませている楽天モンキーズ。日本では感染が拡大しており開幕の目途が立っていないが、野球を楽しめる日が1日も早く来ることを願いたい。