鷹の制限選手コラス、亡命の経緯&移籍先候補を明かす 「アストロズも含まれている」
ソフトバンクは制限選手としてNPBコミッショナーに申請し公示された
メジャー移籍を目指して亡命するためにキューバから出国し、現在ドミニカ共和国に滞在しているソフトバンクの制限選手、オスカー・コラス外野手が、キューバ出身選手らの情報を発信しているインターネットサイト「スイングコンプレート」の取材に応じ、キューバを離れた理由を明かした。
コラスは13日にドミニカ共和国からインスタグラムで同サイトのインタビューに応じた。それによると「私は(ソフトバンクとの2017年から19年までの)3年間の契約にサインをし、それを全うした。彼ら(ソフトバンク)は12月にキューバに来て再び交渉を行ったが、新たな契約は合意には至らなかった。それで日本に行ってから話し合うことになったが、私はその時、もうキューバを出ようと思った。そして、誰にも知られることなくキューバを出た」と説明。「1人で出国した。ドミニカ共和国に直接来たのではなく、他の国を経由した。その後、妻を呼び寄せることができた」と明かした。
日本での3年間については「それぞれが違う1年だった。1年目は順応することに時間を割き、いい結果を残すには至らなかった。2年目はそれなりの成績を残し、3年目に1軍に上がることができた」と振り返った。コラスは1年目の17年は主に3軍でプレー。投手としてもマウンドに立った。2年目の18年は2軍で55試合、打率.212、7本塁打、22打点。3年目の19年は1軍で7試合に出場し、1本塁打、2打点、打率.278の成績だった。
だが昨年、長い期間1軍でプレーできなかったことについては、納得がいっていなかったという。コラスは当時の2軍降格について「1軍でデビューした後、状態は良かったが、何日かして、説明を受けることなく2軍に落とされた。降格した後に、モイネロよりもいい投球をするか、デスパイネやグラシアルよりもいい打撃をしなければいけないと言われた。失望し、このチームを出たいと思うようになった」と明かした。