野球観戦がもっと楽しくなる英語レッスン開講! DeNAブライアン先生のWe☆Baseball
DeNAの専属英語教師、平川ブライアン先生が役立つ野球英語を伝授
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、3月20日に予定されていた開幕が無期延期となった今季のプロ野球。“野球ロス”に直面しているファンも多いと思うが、首を長くして開幕を待つ時間を少しでも楽しんでもらおうと「Full-Count」が新企画をご用意。横浜DeNAベイスターズで英語教師として活躍する平川ブライアン先生の監修の下、野球でよく使われる英単語や熟語、フレーズなどを紹介・解説するシリーズ「DeNAブライアン先生のWe☆Baseball」を隔週でお届けする新シリーズをスタートさせる。
日本の野球では「フォアボール」「デッドボール」など和製英語が多く使われているが、本場・アメリカではどう表現しているのか、疑問に思うことも少なくないだろう。また、メジャーをはじめとする海外の野球中継が手軽に楽しめるようになり、実況でよく耳にはするが意味を掴みきれないフレーズも多いはず。そこで、このシリーズではプレーボールから試合終了まで回ごとに追いながら、試合の一場面にフォーカスを当て、関連する英単語や熟語などをご紹介していく。
架空の試合で戦うのは、地球征服を狙うエイリアン軍と、地球の平和を守る青星軍。無駄な戦闘で命を粗末にしないことで合意した両軍は、平和的解決として宇宙でも地球でも人気のある野球で勝敗を決めることに。はたして、青星軍はミッションを成し遂げられるのだろうか? エイリアン軍の実力のほどはいかに?
また、英語力をワンランクアップさせたいビジネスパーソンに向けて、野球用語を語源としながら日常生活やビジネスの場面で使われている比喩表現を、毎月1つピックアップ。実際にビジネスシーンで使えば、一目置かれること間違いなしだ。
それでは、さっそくプレーボール!
1回は青星軍の左腕イマナカが3者連続三振(1-2-3 inning)と絶好スタート
東京オリンピック決勝の舞台でもある横浜スタジアムで対戦するのは「エイリアン軍」と「青星軍」。1回表は青星軍の先発イマナカが3者連続で三振に仕留める好スタートを切った。期待の新人左腕の剛速球にエイリアン軍のバットは空を斬るばかり。だが、その裏、青星軍の攻撃も無得点となり、0-0で1回を終えた。
【3者連続凡退】
1-2-3 inning, three up three down
【期待の新人】
rising star, upcoming talented rookie, promising star
【剛速球】
ボールの質を表現する場合:hard fastball, heater
投手の剛腕を表現する場合:flamethrower, cannon
【空振り】
swing and miss, whiff
【空振り三振】
strike out swinging
→動詞で使う場合は…
The lefty struck him out swinging.(あの左腕が彼を空振り三振に仕留めた)
hit a home run, hit/knock it out of the park【成功する】
(例文)
This company really hit a home run with developing a new computer.
この会社は新しいコンピュータを開発し、大成功を収めた。