イチロー氏は「真のヒットキングだ」 MLB公式が新人王とMVPのダブル受賞を称賛
MLB公式サイトが「2000年以降のMVP」を格付け、01年に新人王&MVPをダブル受賞したイチロー氏は22位
マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めているイチロー氏の輝かしいキャリアに再び注目が集まっている。大リーグ公式サイトは「2000年以降のMVP」を格付け。メジャー1年目の2001年に史上2人目となる新人王、MVPをダブル受賞したイチロー氏は両リーグのMVPを受賞した全40人のうち22位にランクインした。
イチロー氏は27歳だった01年に打率.350、出塁率.381、56盗塁で首位打者、盗塁王を獲得。パワー全盛だったメジャー球界に旋風を巻き起こし、シーズン116勝(メジャータイ記録)を挙げての地区優勝に大きく貢献した。MVP、新人王だけでなく、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞も受賞。記事を担当したマイク・ペトリエロ記者は「これはMLB史上で最も記憶に残るシーズンの1つとして語り継がれることだろう」と称賛。そして、日本人野手のパイオニアとなったと伝えている。
「当時、メジャーにやってきて成功を収めた日本人は投手がほとんどだった。ヒデオ・ノモのように。日本人選手がレギュラーとして出場し、成功できるのか。イチローはそういった疑問に応えるどころか、それ以上の活躍をし、ヒデキ・マツイやノリチカ・アオキらの道を開いた。球界史上でスポーツの枠を超えたと思われるシーズンは数少ないものだが、この年はそのうちの1つだ。私の意見では、彼こそ真のヒットキングだ」
ちなみに1位から4位までを歴代1位762本塁打を記録したバリー・ボンズ氏が独占。5位には打率.315、29本塁打、100打点を記録した2016年のマイク・トラウト外野手が入っている。このランキング企画では22位だったものの、イチロー氏の2001年は今後も長く語り継がれる伝説となるはずだ。
(Full-Count編集部)