福本豊の106盗塁、小鶴、秋山、バースらも… プロ野球不滅の大記録【シーズン成績・打者編】
小鶴氏は打点、得点、塁打でシーズン最高成績、西武時代の秋山は2015年に216安打
“和製ディマジオ”と呼ばれた松竹・小鶴誠氏は1950年に打点、得点、塁打で歴代最高シーズン記録を叩き出した。
○小鶴誠 130試合出場、打率.355、51本塁打、161打点、28盗塁 143得点、376塁打
※2001年 近鉄・Tローズ 137打点
※2001年 近鉄・Tローズ 137得点
※1949年 阪神・藤村富美男 366塁打
この年、小鶴氏は当時日本記録だった阪神・藤村の46本塁打を更新する51本塁打をマーク。本塁打、打点の2冠王に輝きMVPも獲得。数字だけを見れば長距離砲のイメージだが50本塁打20盗塁も記録しており俊足も武器の一つだった。
投手に比べ打者は2000年代にプレーした選手が多くシーズン記録を更新している。その中でも現在も現役としてプレーしている秋山翔吾は2015年の西武時代に最多安打記録をマークした。
○秋山翔吾 143試合出場、打率.359、14本塁打、55打点、17盗塁 216安打
※2010年 阪神・マートン 214安打
前年の2014年は123安打、打率.259と目立った成績を残していなかった秋山だがこの年は違った。5月、6月で2か月連続で月間40安打をマーク、31試合連続試合安打など好調を維持すると9月30日のオリックス戦で5安打をマークしマートンの持つシーズン最多214安打に並ぶ。そして10月1日のシーズン最終戦で2安打を放ち新記録となる216安打を達成した。
その他には2013年にヤクルト時代のバレンティン(現ソフトバンク)が60本塁打、1986年には阪神バースが打率.389、1993年には近鉄ブライアントが204三振とシーズン記録を達成している。
(Full-Count編集部)