ロッテ田村「たまにマリーンズのISSAと言われるけどな」 48の質問に“俺回答”【後編】

渾身のリードは?「キャッチャーというポジションは完封勝利は評価されることを知った」

――好きな女優、芸能人を教えてください

「わからんわ。出てこない。リス顔の人が好きやな」

――自分が女性でマリーンズの選手で彼氏にするとしたら?

「益田さん! 後輩の面倒見がいいし、とにかく優しい。いつも気にかけてくれる」

――試合前に必ずやることは?

「球場に早く来て、ウェートをする。これは2016年から行っているルーティン」

――リードで意識をしていることは?

「まずは投手優先の配球。その中で打者の特徴、打者の調子、投手の調子、状況、場面などを含めて考えます」

――渾身のリードと思った試合を教えてください

「確かあれはプロ初スタメンの試合やったなあ。2014年の7月、マリンでのホークス戦や。前日に『スタメンや』と言われてめちゃくちゃ緊張したんや。もう心臓ドクンドクンやった。ホンマにドクンドクンって、心臓の音が聞こえたんや。いつもはぐっすり眠れるのに夜も眠れなかったわ。結果は石川さん、松永さん、大谷さん、西野さんのリレーで2-0の完封。これが一番の試合やな。当時はプロでの完封をする凄さが分かっていなかった。でも自分は打っていないにも関わらず、監督、コーチ、先輩選手たちから『タム、オマエ凄いなあ』と言ってもらえた。打てなかったらチームに貢献していないと自分は思っていたけど、その時の監督、コーチ、先輩の喜び方を見てキャッチャーというポジションは完封勝利は評価されることを知った。周りから褒められて捕手は打つだけじゃない、一生懸命リードしたりして支えることが大事だと実感したんや。一生、忘れられない試合やな」

――自分のターニングポイントになった試合を教えてください

「2015年の福岡でのクライマックスシリーズファイナルステージや。初戦、お互い譲らないええ試合をして延長までいったんや。延長で先頭打者を追い込んでから自分がワンバウンドになるボールを後ろに逸らして出塁を許してもうた。いわゆる振り逃げや。結果的に内川さんに打たれて、そのランナーが返ってきてサヨナラ負け。その後、このステージは1勝も出来ず負けてしまった。あれからやな。ワンバウンドは絶対に後ろにそらない。止めてやるという気持ちでやっている。大きく上に逸れるボールはどうしようもない部分もあるけどワンバウンドのボールは努力次第で止められる。いつも絶対に止めてやると思って練習をしているし試合に挑んでいる。1球の大事さを知ったゲームやな」

――ミットのこだわりを教えてください

「ミットの先は少しブカブカにしてあるねん。ちょっと紐を緩めてあえて少し余裕を持たせているのがこだわりや。バックホームの送球はショートバウンドすることが多くて、どうしてもミットの芯でとれないことがある。そんな時に先が少しブカブカだったらうまく引っかかって走者にタッチする際にボールが落ちないようになるねん。感覚的なことやけど、オレはそう思うわ」

――プロに入って最初に凄いと思った投手を教えてください

「2軍で最初にブルペンに入れと言われた時はそらもうビックリしたで。当時、2軍には調整で実績のある投手がたくさんいた。薮田さん、(小野)晋吾さん、渡邉俊介さん、吉見さん、荻野寛さん。全員凄かった。衝撃や。もうオバケの巣窟や! そんな中で忘れられない試合があるねん。俊介さんとバッテリーを組んで8回無失点で勝った試合。『投げていてすごく面白かった』。試合後に俊介さんにボソッと、そう言われてん。『凄い面白いリードするね!』って。それがメチャクチャ嬉しかった。自分のキャッチャーとしての原点やな。あの言葉で自信がついたし支えになったわ。今思うと、あの時、2軍にあれだけ実績のある先輩投手がいてくれたおかげで自分は早くから1軍に上がる事が出来たと思っている。みんなに育ててもらった。オレはホンマにラッキーや」

――登場曲はどのように決めていますか?

「嫁が流している曲を聞いて、いいなあと思った曲。今年はどうしようかなあ。募集でもしようかなあ。いや、やっぱり大黒摩季さんやな! 決まりや」

――なぜサンタの帽子なのですか?

「サンタさんのようにファンの皆様に明るい話題をプレゼントしたいと思ったからやな!」

――最後にインスタグラム質問コーナーをやってみてどうでしたか?(広報より)

「時間が経つのはあっという間。まだまだ話せる話はあるわ。最後は少し真面目になり過ぎたなあ。あとはファンの皆様が楽しんでもらえたのであれば最高やけどな。どうなんやろ? オレにはわからんわ。益田さんからは『家族が凄い面白いと言うてる』とLINEが来たわ。まだ今シーズンいつ始まるか分からないし我慢の日々が続くけどシーズンが始まったらキャリアハイ目指して頑張ります。一生懸命に投手をリードしてこんな時だからこそ明るい話題をファンの皆様にお届けできるようにしたいです。ISSAさんに似てる? それはネタや! やめてくれ。まあ、たまにマリーンズのISSAと言われるけどな(笑)SEE YOU!」

(Full-Count編集部)

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