“ルーキー”イチローのスゴさを独自検証! 2000年以降の新人王受賞者と比べると…
シーズン56盗塁は2000年以降の新人王では最多、驚異の三振率.0723
また、イチローで特筆すべき能力の1つは足の速さだろう。単に盗塁数を増やすことよりも盗塁成功率を重視する走塁スタイルだが、01年に56盗塁(盗塁死14)。2000年以降に新人王を獲得した選手の中では2位のヘンリー・ラミレス(マーリンズ)の51盗塁よりも5つ多く、2000年以降では“新人王最多盗塁”だ。
他の数字で特出しているのは三振数の少なさ。イチローは01年に53三振(157試合738打席)。シーズン三振数では07年新人王ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)の42三振も際立つが、01年イチローの三振率.0718はペドロイアの三振率.0723をも上回る。特にイチローはメジャー投手の球筋やストライクゾーンの違いなど多くの対応が求められる中で、この数字は驚異的と言える。
データサイト「ベースボール・アルマナック」によると、新人で首位打者を獲得したのは01年イチローがMLB史上5人目だった。64年のトニー・オリバ(ツインズ)以来の快挙。新人王は1947年に制定されたため、「新人王+首位打者」はイチローとオリバの2選手のみだ。
いかに新人イチローが素晴らしかったか。2000年以降の新人王受賞者との成績を比べると、さらにスゴさが伝わってくる。
(Full-Count編集部)