ヤ軍に迫る「開幕延期の暗い側面」 地元メディアが田中将大ら今オフFA組の去就に注目
開幕が遅れジャッジ、スタントンら怪我人は間に合う可能性も…
新型コロナウイルスの感染拡大を受けシーズンが大幅に延期となったメジャーリーグ。ヤンキースにとってはスタントン、ジャッジら怪我人が間に合う可能性も出てきたが、地元メディアは今オフに訪れる主力選手の去就を「失われたシーズンがヤンキースにとって弊害になり得る」と伝えている。
ダブルヘッダー、7回制、無観客試合、中立地での開催……。シーズンが遅れたことによって様々な開催案が飛び交っているが、地元ラジオ局「WFAN」は「失われたシーズンがヤンキースにとって弊害になり得る」との見出しで特集している。
スプリングトレーニングが行われていた時期にヤンキースはスタントンが右脹脛、ジャッジが右肋骨を疲労骨折、ヒックスがトミー・ジョン手術を受けるなど怪我人が続出する緊急事態だった。だが、開幕が延期となり当初は「利益を生んでいた」としていたが楽観視していた状況は変わりつつあるようだ。
ヤンキースは今オフに田中将大を含め、主力の何人かがFAとなる。シーズンが短縮される可能性は高く今年に限っては“短期間”の活躍で交渉に入ることから記事では「開幕延期の暗い側面」として「20年秋にFAになる非常に素晴らしい選手たちの一団」を取り上げている。
その中でも「この選手たちのほとんどは、昨シーズン103勝したヤンキースにおいて要となっていた」としてジェームス・パクストン、田中将大、DJ・ルメイヒュー、ブレット・ガードナーの4選手の名前を挙げている。田中に関しては「脆弱なローテーションの前線で投げる投手だった。彼は昨プレーオフで2勝1敗とし、(キャリア通算で)地区シリーズでは防御率1.06、リーグ優勝決定シリーズでは防御率1.88としている」と、抜群の勝負強さ発揮している点を評価している。
名門ヤンキースでメジャーデビューから6年連続2桁勝利をマークする田中。シーズン中はもちろんだが、オフ期間も注目の的になりそうだ。
(Full-Count編集部)