開幕するには韓国プロ野球を見習うべき? 米紙が指摘「同じようにすれば…」
米メディア「ボストン・ヘラルド」がレポート「KBOから学ぶことができるか?」
5月5日に無観客ながら2020年シーズンが開幕することが決まった韓国プロ野球。“世界最速”で開幕を迎えた台湾プロ野球に続き、日本のプロ野球や米メジャーリーグに先駆けて、シーズンがスタートすることになる。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけ、プロ野球が開幕を迎えることができるようになった韓国。ここまでの対応策に米メディア「ボストン・ヘラルド」は「韓国で野球が再開する。MLBはKBOから学ぶことが出来るか?」とし、MLBは韓国の取り組みを見習うべきだとレポートした。
記事ではまず「韓国とアメリカで最初のコロナウイルスの感染者が確認されたのは同じ日だった。しかし、日曜日に韓国での新しい感染者は8人だったが、アメリカでは、少なくとも2万5000人に上った」とし、同じタイミングで感染者が出始めた韓国とアメリカの状況は、全く異なるものになったことを指摘している。
韓国プロ野球が海外から来韓した選手たちに対してまず自主的に2週間の外出禁止を課したことにも触れ「MLBがスタートするときも、そうするべきだろう」と言及。そして、記事では、無観客での開催、球場への移動の際のマスクの着用、1日2度の検温など、韓国の様々な取り組みを紹介。もし仮に誰かに症状があった場合はすぐさまその選手は隔離され、球場は2日間閉鎖され、感染者が出た場合は3週間リーグは中断する、ともレポートしている。
「韓国と同じようにすれば、アメリカも開幕が出来るのではないか」とする「ボストン・ヘラルド」。まだ開幕の見通しが立たないMLBだが、「少なくとも他のどこかでプレーが出来るということは野球が恋しいアメリカの野球ファンにとっても朗報である」とし、韓国プロ野球の開幕を歓迎している。
(Full-Count編集部)