鷹・九鬼、自粛期間で改めて気づいた小久保氏の凄さ 「本当に頭が動かない」

オンライン会見を行ったソフトバンク・九鬼隆平【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
オンライン会見を行ったソフトバンク・九鬼隆平【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

練習時間以外ではYouTubeでヨガにも挑戦「柔軟性をつけたい」

 プロ4年目を迎えるソフトバンクの九鬼隆平捕手が25日、筑後のファーム施設からのオンライン会見に応じた。

 4月9日の自主練習開始以来、筑後のファーム施設で調整を行ってきた九鬼。3年目の去年、初めて1軍を経験し「今年は(1軍で)結果を残すこと」を目標にしてきたが、ここまで開幕は未だ見えないままだ。

 その中でも「今は開幕を待つしかないし(開幕して)慌てて準備しなくていいようにしっかりやっていきたい。キャンプのA組、オープン戦で課題も出てきたし、自分の足りないところを見つめ直す時間かなと思っています」と語る。

 筑後での練習の雰囲気について「寮生は外出も控えているし、外に出ていない分、練習はのびのびと明るくやれていますよ」とする一方で「野手と投手が(午前と午後で)分かれて練習していて話す機会もないし、これだけ長いこと(投手の)ボールを受けていないという不安もあります。寮といっても接触はできないし、早く一緒にできるようになればと思っています」と捕手としての不安も口にした。

 練習時間以外では「柔軟性をつけたい」とYouTubeを見ながらヨガに挑戦したり、他の選手の打撃映像を見たりしているという。その中で刺激を受けたのはOBの小久保裕紀氏の打撃で「本当に頭が動かない、きれいなフォームで長打を打てる。やっぱりすごい打者だなと思います」とした。

 ファンに向けて「大変な時期で自粛をしてストレスもあると思いますが、今は我慢をして少しでも早く終息するように、みんなで頑張っていきましょう」と言葉を送った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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