ハーパー、サイン盗みア軍移籍の可能性あった? 18年に合意寸前「行かなくて良かった」
2018年のトレードデッドラインでは合意寸前、同年オフのFAの際にも一番に接触
サイン盗み騒動が依然として燻り続けているアストロズ。フィリーズのブライス・ハーパー外野手が「アストロズに行かなくてよかった」と発言したと、米ラジオ局「Radio.com」電子版が伝えた。
「Radio.com」の記事では「ブライス・ハーパーはアストロズに行かなくて良かったと認めた」とハーパーの発言を紹介。記事によると、ポッドキャスト「スターティング9」でインタビューに応じ「何度かヒューストンに行く機会があったが、それが実現しないで良かった」と語っている。
ハーパーがまだナショナルズに在籍していた2018年のことだ。トレード期限ギリギリまでハーパーに最も興味を示していたのがアストロズだったという。両者は合意寸前まで至ったものの、結局、トレードは成立せず。アストロズはそのオフ、ハーパーがFAとなった際にもどこよりも早く契約を持ちかけて、ハーパー曰く「馬鹿げたほどの」金額を提示してきたという。
結果的には安定を求めてフィリーズとトレード拒否権を盛り込んだ長期契約を結んだハーパー。「ヤンキースに行くのか、ボストンに行くのか、LAかって。ドジャースがオプトアウトのある契約を提示してきたときは『オプトアウトがいらない』から彼らとは契約したくないって感じだった。みんなに、良い時も悪い時もその球団と共にする、ということを知ってほしかったんだ」と、その決断の背景を明かしている。
仮に破格の条件を提示してきたアストロズに移籍していれば、意図せずに球界最大のスキャンダルに巻き込まれていたところ。難を逃れたハーパーは「今思えば、アストロズに行かなくて良かった。もし行ったら、最悪だっただろうね」と語っている。
(Full-Count編集部)