【#今こそひとつに】元巨人・篠塚和典氏、コロナ禍で心を込めて「口に出す」配達員への感謝
郵便配達や宅配便の方々への感謝を「みんなで、口に出して言うようにしたい」
その篠塚氏がいま、極力外出を控え、都内の自宅に籠っている。実はゴルフの腕前は、プロゴルファー顔負けの実力者が多い野球界にあって屈指。だが、62歳という年齢もあり、「自分が外出すると家族に心配をかけてしまうので」コースに出ることも封印しているという。「ストレスをためないように、自宅のベランダでネットに向かってゴルフボールを打ってます」と苦笑する。
一方で、社会には外に出て働かなければならない使命を背負った人たちがいる。篠塚氏は「私はテレビで見るくらいですが、感染した人たちを診ている医療関係者のみなさん、電車、バスの運転手さんをはじめ、一生懸命頑張ってくれている方がたくさんいますよね。われわれが出したゴミを収集に来てくださる方々にも感謝したい」と語り、「われわれが“3密”を避け、感染者を減らしていくことが、外で頑張ってくれている方々の負担を軽くすることにつながると思う。思い切り外に出たいという気持ちはあるけれど、今は我慢の時期でしょう」と訴える。
篠塚氏には最近心がけていることがある。「自宅にいて顔を合わせるのは、郵便配達や宅配便の方々ということになるけれど、今まで以上にしっかり『ご苦労様です。ありがとうございます』と感謝の気持ちを伝えるようにしています。これはみんなで、口に出して言うようにしたいですね」
口に出して感謝の気持ちを伝えることで、少しでもリスクと戦ってくれている人たちの支えになりたい……篠塚さんの思い、届けます。
○Full-Countでは、特別連載【#今こそひとつに】をスタートさせました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい――。人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信していきます。