元巨人・仁志敏久氏、江戸川大客員教授に! 初授業はオンライン「僕の方が学んでいます」

現12歳以下侍ジャパン監督、筑波大大学院を修了

 初授業の冒頭、“仁志先生”は大学構内の自身の研究室から、ビデオ会議ツール「Google Meet」を通じ、それぞれパソコンの前で見つめている学生約130人に向けて、こう語り掛けた。「本当はみなさんと教室でワイワイやりながら、楽しい授業がしたかったです。オンラインになってしまいましたが、なるべく楽しくできるように考えていきたいと思います。あまり固く考えないでください。『スポーツ指導者論』という名前にはなっていますが、一般社会に出て部下や後輩を持った時にも使える、コーチングの話をしていきたいと思っています」

 授業は、仁志氏が自らパワーポイントで作成したスライドを見せながら展開。そこには、仁志氏が2011年に“野球王国”と呼ばれるドミニカ共和国をテレビ番組の取材で訪れた時の写真、16年に米大リーグ・ダイヤモンドバックスの若手秋季キャンプに指導者として私費留学した際の写真や練習メニューなど、レアな資料が盛り込まれていた。

 100分の授業の最後には、受講した学生あてにアンケート用紙をメールで送信することを予告。自分がどんなスポーツをやっていたか、どんな指導者に出会ってきたか、印象に残った言葉、嫌だったことなどを、記入して返信することを求めた。

 授業は少なくとも今月いっぱい、オンラインで行われる見通しだ。仁志氏は「現状ではスライドでしか伝えられないので、スライドをつまらなくしないように、なるべく飽きさせないようにと考えました。今後は、AED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生法とか、どうしてもオンラインでなく実際にやってほしいこともあります」と言う。

レギュラーで授業を受け持つのは初めて

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