【#今こそひとつに】DeNA桑原が気づいた“当たり前の日常” 「おかげで生活できている」
激戦区の外野でレギュラーを狙う桑原が、今だからこそ抱く感謝の気持ち
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。
「Full-Count」では、野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けする。
今回は、横浜DeNAベイスターズのムードメーカー、俊足好守の桑原将志外野手だ。
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試合に出ればガッツ溢れる全力プレーでファンを魅了する桑原は、福知山成美高から2011年ドラフト4位でDeNAに入団。内野手としてドラフトされたが、1年目から外野手としても出場し、3年目の2014年から外野手登録に変わった。俊足、強肩、パンチ力のある打撃という才能が開花したのは2016年のこと。シーズン中盤から「1番・中堅」を勝ち取り、チームのクライマックスシリーズ(CS)進出に大きく貢献した。
2017年には全試合出場を果たし、ゴールデングラブ賞を獲得。今シーズンはオースティンが加わり、さらに激戦区となる外野でレギュラー獲りを目指す26歳は今、開幕を見据えながら自主練習に励む日々だ。
そんな桑原が「ありがとう」の気持ちを届けたいのが「配達員の皆さん」だという。
本来なら3月20日に予定されていた開幕だが、コロナ禍により延期。例年であれば、横浜スタジアムを埋め尽くすファンの前で元気いっぱいのプレーを見せているはずも、そんな日常が当たり前にやってくるものではなかったことに気付かされている。
一日も早くかつての生活を取り戻すためには、一人ひとりが新型コロナウイルスに感染しないように十分注意を払わなければならない。自主練習を除く時間は「STAY HOME」を心掛ける桑原は、これまで以上に食事の宅配を利用しているという。そんな時、ふと感謝の気持ちが沸いてくる。