新型コロナ対策ルールで乱闘が激減? 「違反すると厳しい罰がもたらされる」
大リーグ機構が提示した開催案に乱闘行為へ厳しい処分が科されることが盛り込まれた
大リーグ機構が選手会へ提出した7月4日(日本時間5日)の独立記念日前後の開幕を目指す開催案に、乱闘行為へ厳しい処分が科されることが盛り込まれた。米ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者が伝えている。
大リーグ機構が提示した67ページの文書では試合に関わる人間の定期的な検査が義務つけられ、ハイタッチを禁止とするなど多くの新型コロナ感染防止策が盛り込まれている。シャーマン記者は「1つ興味深い条項がある」として乱闘行為の厳罰に注目した。
「乱闘行為、そして乱闘を扇動するような行為は厳しく制限される。試合の中で通常発生する場面や、容認される場面以外では、身体的に接触してはいけない。これらのルールに違反すると、厳しい罰がもたらされる」
米放送局「CBSスポーツ」も乱闘を厳罰化することの“狙い”を伝えた。「MLBは可能な限りのソーシャルディスタンスを維持すること重点を置くことになるため、乱闘に対する処分を厳しくすることは理にかなっている」。すでに“世界最速”で開幕している台湾プロ野球では乱闘騒動が起きている。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、大リーグは乱闘行為を許さない方針だ。
(Full-Count編集部)