Aロッドの“早期開幕”発言に米ラジオ局ホストが猛反論「選手たちはすごく怒っている」

ヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲス氏【写真:Getty Images】
ヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲス氏【写真:Getty Images】

Aロッドは減俸案を巡り、対立するMLB機構と選手会に和解を呼び掛ける

 元ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲス氏が新たな年俸削減案を巡り、大リーグ機構と選手会に和解を呼び掛けたことで賛否両論が起こっている。米ラジオ局「ESPN」でホスト役を務めるダン・レバタード氏は、番組内でAロッドを痛烈批判したようだ。ニューヨーク・ポスト紙が伝えている。

 大リーグ機構(MLB)は7月4日(日本時間5日)の独立記念日前後の開幕を呼び掛けたが、一方で選手間では新たな減俸や新型コロナ感染リスクの不安など様々な声が上がっていた。ロドリゲス氏は自身のツイッターで「今はオーナーも選手も足並みを揃える時だ。みんな欲しいものは一緒だ。みんな野球を救いたい、野球がやりたいと思っている」と主張したが、これを痛烈批判したのがESPNラジオのダン・レバタード氏だった。

「僕は本当にAロッドに腹を立てている。彼自身はクリーンな状態で試合をしないで、大金を稼いだ。そして、彼とJ.Lo(ジェニファー・ロペス)はメッツを買うのを諦めた後、彼は実際に働く選手の立場ではなく、オーナーシップの立場を支持するような発言をした」

 レバタード氏はロドリゲス氏と長年に渡っての知り合い。だが、今回のAロッド発言には納得いかない様子だ。「彼ほど素晴らしいアスリートで、あんなに他人に好かれたいと切望している人間は彼以外で見たことがない。皮肉なことはほとんどの人が、彼のことを不誠実だと思っているところだ」と批判を繰り返した。

 ロドリゲス氏の現役時代の生涯年俸は約500億円とも言われている。高額年俸者だっただけに、「彼は選手が感じているかもしれないことを無視して、給与カットに賛成しているんだよ。自分はあんなにお金を儲けた後でね。彼がオーナー側を選んだことには僕は驚かない。だけど、選手は彼の言っていることを聞いてすごく怒っていると思うけどね」とレバタード氏。Aロッドへの怒りは収まらないようだ。

(Full-Count編集部)

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