料理男子に変身中? 西武山野辺が自撮りクッキング動画を公開「100点満点の出来」
西武は選手がプライベートを伝える企画をスタートさせた
2年目のシーズンを迎える西武・山野辺翔内野手は今季1軍定着とレギュラー奪取に向けて日々奮闘中だ。現在、チームは“分離練習”。山野辺は毎日、午前8時過ぎには球場入りし、8時30分~12時30分までみっちり汗を流す。
24日の26歳の誕生日はグラウンドで迎えた。投内連携、フリー打撃などを行い、山野辺は「練習後、呉さんにそう言えば誕生日だよな? おめでとう、と言われ、うれしかったです」と笑顔を見せた。
昨年はファームで盗塁王のタイトルを獲得した俊足は2軍外野守備・走塁コーチの佐藤友亮氏の指導を受け、さらにその技術を磨いている。「より強くスライディングができるようになりましたし、スピードも出てきました」と頷き、「盗塁数は具体的な目標はないですが、いいところで走れるように」と気合を入れた。
そんな山野辺にとって最近の大きな変化と言えば、今年1月から始めた1人暮らし。寮では毎日食事が用意されていたが、今では3食自分で考えなくてはならなくなった。ましてや現在は“外食禁止中”。慣れない料理器具を両手にキッチンに立つ日が増えている中で、徐々にその腕前は向上しているという。
西武では選手がプライベートを伝える企画を25日からスタート。まだ“成長過程”の山野辺クッキングを公開することを決定した。5月のある日。練習終わりに玉ねぎやニンジン、アスパラ、ひき肉にトマト缶などを調達した山野辺は、自らスマートフォンを自撮りモードにしてキッチンに固定すると、ちょっぴり慣れない手つきで料理を開始。玉ねぎにはしっかり横と縦から包丁を入れてみじん切りに。油はオリーブオイルを使用。隠し味には赤ワインを投入するほどのこだわりっぷりを見せた渾身のミートソースパスタは「100点満点の出来でした(笑)」と自画自賛する。
2時間を費やし、完成にこぎつけた渾身の調理動画は西武の公式YouTubeで閲覧ができる。22日にはauじぶん銀行が協賛する、ザック・ニール投手による応援で使える英会話レッスン動画「教えてニール先生!」がYouTubeで公開されたが、自宅待機が長くなっている人たちを応援する目的で、本動画にもauじぶん銀行が協賛することになった。
「今はまだ、球場で野球をしている姿をファンの皆さんにお届けできないことを残念に思いますが、この映像をご覧になって、ご自宅で楽しいひと時を過ごしていただければ嬉しいです」と笑った山野辺。尊敬する同じ二塁手の外崎に負けずおとらずのユーティリティぶりを自宅で見せてくれた山野辺だが、今度はグラウンドの中で本業での活躍にも期待だ。