米大学野球の超悲惨なサヨナラ負けにファン愕然「気の毒だ…なんという終わり方」
ワンバウンド投球を見失う→ボールをキック→同点→本塁悪送球→サヨナラ負け
【球界名場面番外編】
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕延期中のプロ野球。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り、少しばかり気を晴らしてみてはいかがだろう。ここでは番外編として、日本以外の名場面を紹介する。これを見て、少しでもファンの方々が心を癒していただければ幸いだ。
米大学野球で、あまりに悲惨な幕切れとなったのは2019年5月23日(日本時間24日)。SEC(サウスイースタン・カンファレンス)トーナメントの3回戦、オーバーン大-ルイジアナ州大の一戦だった。オーバーン大は9回1死二、三塁で1点リード。勝利まであと2アウトだった。ここで悲劇が起きた。
オーバーン大の左腕ブルックス・フラーの変化球はワンバウンドになると、捕手のマット・シェフラーが必死に止めるも、ボールを見失い、焦っている間に気づかず“キック”。一塁方向へとボールが転がり、まずは三塁走者が生還した。さらに、カバーした一塁手が本塁生還を阻止しようと投げたボールが本塁悪送球に。二塁走者まで一気に生還してサヨナラ負けとなった。その瞬間、実況は「ボールが見つかりません! 同点だーーー! さらにLSUのサヨナラ! オーーーマイグッドネス! 何が起こったのでしょう」と絶叫。悲劇のサヨナラ負けにオーバーン大の選手たちはうなだれるしかなかった。
ルイジアナ州立大野球部は公式フェイスブックにサヨナラ勝ちした模様をアップ。ファンからは「遊撃手の反応が全てを物語っている」「今まで見た中で、一番クレイジーな野球の試合中の出来事」「オーマイゴッド! オーバーン大の帰りのバスに乗りたくないね!」「その捕手のことは本当に気の毒に思うけど、なんていう終わり方だ!!」「信じられない」「リトルリーグの野球のプレーみたいだ」「オーバーンの捕手は哀れだね! 彼のことは心から残念に思うよ」「この試合は覚えているよ……」「オーバーンの外野手たちは『何が起こったんだ』という感じだと思うよ」などとオーバーン大を哀れむコメントを殺到した。
新型コロナウイルスの影響でプロ野球は6月19日、大リーグは7月4日の開幕を目指している。果たしてどんなドラマが今年は待っているのだろうか。
(Full-Count編集部)