野球史上最悪の大失敗? 外野手の頭でバウンドしたボールがスタンドへ…
平凡なフライが右翼手の頭でバウンドし、そのままスタンドへ飛び込んだ
試合終盤の逆転弾、チャンスを逃さぬ満塁弾、はたまた特大の場外ホームラン……。記憶に残る本塁打の条件は多々あるが、なかにはこんな一発もある。27年前の今日(日本時間5月27日)飛び出したユニークな本塁打の映像を、MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」がツイッターで公開している。
1993年5月26日、クリーブランドで行われたレンジャーズ対インディアンス戦。4回、インディアンスのカルロス・マルティネスがライト後方へ力ないフライを放つ。右翼手のホゼ・カンセコが追うも、ボールを見失いフェンスに激突。ボールはカンセコの頭でバウンドし、そのままスタンドに飛び込むまさかの本塁打となった。
「Cut4」では「27年前の今日、ホゼ・カンセコが、野球史上最も凄い大失敗をした」とこの動画を紹介。また米全国紙「USAトゥデイ」も「メジャーリーグの歴史で最も面白いホームランを祝おう」との見出しでこの本塁打に触れ「それは、最高に面白かった。カンセコも笑っていたし、中堅手のデビッド・ハルスも笑っていた。しかし、レンジャーズはおそらく笑ってはいないだろう。レンジャーズは7-6、たった1点差でその試合に負けたのだから」とその試合の詳細を伝えている。
一度見たら忘れることのできない珍本塁打に、ファンからは「僕もこんなホームラン打ってみたいよ」、「誰にでも起こることだよ」、「ホセは、今は、ツイッターで大失敗している」、「これはエラーじゃないの?」、「こんなことが起ったなんでビックリ」、「ホセの人生自体が大失敗」と爆笑の声が上がっている。