田中将大は約19億円の減額に? 新年俸削減案ならヤ軍は166億円前後の支出減
米記者がヤンキース選手たちの年俸変動をレポート
7月4日(日本時間5日)の独立記念日前後の開幕を目指す大リーグ機構(MLB)は26日(同27日)に選手会へ新たな年俸削減策を提出した。年俸の金額に応じて削減する案となっており、高年俸選手ほど削減幅が大きくなるというもの。複数の米メディアがこの新案について報じている。
メジャー30球団の中でも年俸総額が高額なのが田中将大投手の所属するヤンキースだ。ニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」でヤンキース番を務めるブレンダン・クティー記者は、この年俸削減案でヤンキース選手たちの年俸がどうなるかをレポートした。
クティー記者は自身のツイッター上でヤンキースの主な選手たちの本来の年俸と、削減案によって算出される年俸を列記した。
・ゲリット・コール
3600万ドル(38億7000万円)→800万ドル(8億6000万円)
・ジャンカルロ・スタントン
2600万ドル(27億9000万円)→600万ドル(6億5000万円)
・マサヒロ・タナカ
2300万ドル(24億7000万円)→550万ドル(5億9000万円)
JA・ハップ
1700万ドル(18億3000万円)→450万ドル(4億8000万円)
・アロルディス・チャップマン
1600万ドル(17億2000万円)→425万ドル(4億6000万円)
・ザック・ブリットン
1300万ドル(約14億円)→350万ドル(約3億8000万円)
・ジェームス・パクストン
1250万ドル(約13億4000万円)→350万ドル(約3億8000万円)
・DJルメイヒュー
1200万ドル(約12億9000万円)→340万ドル(約3億7000万円)
・アーロン・ヒックス
1070万ドル(約11億5000万円)→300万ドル(約3億2000万円)
・ルイス・セベリーノ
1050万ドル(約11億3000万円)→300万ドル(約3億2000万円)
・ブレット・ガードナー
1000万ドル(約10億7500万円)→295万ドル(約3億2000万円)
・アダム・オッタビーノ
880万ドル(約9億5000万円)→270万ドル(約2億9000万円)
・アーロン・ジャッジ
850万ドル(約9億1000万円)→250万ドル(約2億7000万円)
・ゲイリー・サンチェス
500万ドル(5億4000万円)→164万ドル(約1億8000万円)
このメンバーだけでも、元々の年俸総額は2億900万ドル(約225億円)に。削減の割合は報じる米メディアによって若干の差があるものの、クティー記者によれば、削減案による減俸後は5444万ドル(約58億5000万円)になる。少なくともヤンキースのフロントは1億5456万ドル(約166億5000万円)を削ることができ、この分だけ選手は損を被り、球団は得をすることになるとしている。
(Full-Count編集部)