マイナー選手へ何も言わずに10万円 ドジャース左腕の2200万円寄付を米称賛
通算150勝左腕プライスは6月に200人を超えるマイナー選手へ2200万円超を寄付する
ドジャースのデビッド・プライス投手がドジャース傘下のマイナー選手に対し、1人1000ドル(約10万7000円)を支給するとロサンゼルス・タイムズ紙など複数の米メディアが伝えた。6月に200人を超えるマイナー選手へ総額20万ドル超(約2156万円超)を寄付すると報じている。
34歳のプライスは12年にサイ・ヤング賞を受賞。メジャー通算12年間で150勝(80敗)を挙げ、今年2月にムーキー・ベッツ外野手と共にレッドソックスからトレード移籍したばかりだ。当初、プライスは球団に寄付を公表しないように求めていたが、マイナー選手が1000ドルの受給を打ち明けたという。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は「プライスは立派な人間だ!」と称賛した。
大リーグでは何百人ものマイナー選手が大量解雇されている。これまでに米スポーツ局「ESPN」は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグが今季中止となる見通しを示し、「最終的には1000人以上が解雇になるだろう」などと伝えている。
大リーグ機構が選手会へ高年俸選手ほど削減幅の大きい新たな年俸削減策を提示。今季年俸3200万ドル(約34億3000万円)のプライスも年俸削減の例外ではない。そんな中でのプライスの太っ腹寄付。頭が下がるばかりだ。
(Full-Count編集部)