ナショナルズ選手たちが傘下のマイナー選手を支援 給与減額分を援助「全会一致」

ナショナルズのショーン・ドゥーリトル【写真:Getty Images】
ナショナルズのショーン・ドゥーリトル【写真:Getty Images】

旗印のドゥ―リトル投手はツイッター上で傘下のマイナー選手全員への支援を明言した

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でマイナー選手の大量解雇や給与削減が行われている大リーグ。そんななかナショナルズのメジャー選手たちが減額となったマイナー選手へ支援を申し出ている。

 24人以上のマイナー選手が解雇となり、残った選手への給与も、6月から1か月間は週400ドル(約4万3000円)から300ドル(約3万2000円)に減額となるナショナルズ。厳しい状況が続くマイナー選手たちに対して、ナショナルズのショーン・ドゥーリトル投手は自身のツイッターで「ナショナルズ傘下のマイナーリーガーが追加の給料削減に直面していることを聞き、ワシントン・ナショナルズの現メンバーは、一緒に立ち上がり、週払い給付金の減額分全てを補うための資金を支出する」とメジャーロースター入りメンバーによる資金援助を表明した。

「私たちは皆、マイナーリーガーとしてプレーしていた時期があった。だから私たちは、この先が読めない時間の中で、週払いの給付金がマイナーリーガーにとって、また彼らの家族にとっていかに重要であるかわかっている」とドゥ―リトル。「マイナーリーガーは私たちの組織にとって不可欠な要素である。また彼らは(マイナーリーグの)シーズンがキャンセルになる可能性が高いこの状況において、一番重い負担を背負っている。私たちはこの状況を認識しており、彼らを支持し、私たちの援助を見せたいと思っている」と救いの手を差し伸べることを約束した。

 さらに、ファンからのリプライに答える形で「選手たちは(給料削減の)ニュースが出た直後にZoomで通話した。全選手が援助のためになにかしたいと思っていた。決定は全会一致だった。このグループの一員であることを誇りに思う」と支援に至った経緯を説明。これまでにもドジャースのデビッド・プライス投手が匿名で寄付を行うなど、米球界全体でマイナー選手への支援の輪が広がっている。

(Full-Count編集部)

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