思い出の選手名鑑・開智未来(埼玉) 夏が消えた主将の思い「素晴らしい仲間に恵まれた」
第1回は創部4年目の埼玉・開智未来、伊東監督「生徒たちはきっと世界のために大きく動いてくれる」
仲間と過ごした時間と流した汗と涙は一生の宝物。いつかまた、この写真と思いを見て、振り返り、前に進む活力になってほしい。Full-Countが今年で引退する高校3年生たちに企画「思い出の選手名鑑」を贈ります。第1回は埼玉県の私立開智未来高等学校。
◇氏名(よみ) 位置 投・打 身長(センチ) 体重(キロ)
アピールポイント(自薦他薦問わず) 3年間頑張ってきたこと
大和田樹(おおわだ いつき) 内野 右・右 167 56
1球1球に対する集中力 守備の感覚を磨くためにノックを多く受けた
石川航成(いしかわ こうせい) 投手 右・右 169 78
仲間を引っ張れる 皆勤賞を取ること
河内駿弥(かわうち しゅんや) 捕手 右・右 168 70
肩の強さ チーム初勝利を目指して頑張った
塩田勲アブドゥラ(しおたいさお あぶどぅら) 内野 右・右 180 82
力強いスイングができる 体作り、バッティング
片桐巧人(かたぎり たくと) 内野 右・右 175 66
まわりを見れるところ 冬の強化練習
橋立和希(はしだて かずき)内野 右・右 172 72
仲間と協調して、チームの和を大事にして行動できる
野球の技術面の練習もそうですが、特に礼儀や部活に早く行くことやグローブの手入れなど出来て当然のことを継続してできるように頑張りました
矢代琉介(やしろ りゅうすけ) 外野 右・右 177 64
常にフルスイング メンバー皆で助け合い、切磋琢磨して取り組んできた事
田村康知(たむら やすとも) 外野 右・右 166 59
体が小さい分素早く動くところ 守備範囲をできるだけ広げること
鈴木里奈(すずき りな) マネージャー
相手との距離を縮める、コミュニケーション力
チームとしての結束力を向上させるために、主将や副主将と連携を取りながら指示が全体に通るように務めた
◇監督・伊東悠太
選手やマネージャーにとって、この夏は今後の人生を考える上でも大きな経験となりました。私たちの硬式野球部は創部4年目の若いチームですが、全国の熱く戦う高校球児や指導者に負けないように日々を過ごしてきました。全国を見ると人生をかけて野球をしている高校球児はたくさんいると思いますが、辛い思いは私たちも同じです。
今、多くの野球人が手を組んで様々な企画を発信しています。改めて野球の力を実感していますし、今だからこそ、力を合わせて各世代の野球選手の為に何か行動をしてあげたいという気持ちでいます。この状況を経験し、乗り越えた、プロを含む多くの野球選手が、世間がいつかまた大変な状況下になったときには、会社のため、日本のため、世界のために大きく動いてくれると信じています。埼玉県は代替大会を考えています。私たちも、チーム初勝利に向かって、高校野球をやってよかったと言ってもらえるように、大切に時間を過ごしていきます。
◇主将・大和田樹
僕たち開智未来野球部はチームで立てた目標にむかって全員で一つになって毎日練習に取り組んできました。私自身最後の一年、部長を務めて感じたことは、自分は本当に素晴らしい仲間に恵まれたということです。この仲間を大切に、高校野球を経験したという自信を胸に人生を歩んでいきます。
◇主務・鈴木里奈
記事にしていただき、とても嬉しく感謝しております。開智未来野球部は立ち上げたばかりで、決して強豪校という訳ではないですが、チーム全員の野球に対する想いはとても強く、引退してからも、この開智未来野球部を応援していきたいと思えるチームです。
○…夏の甲子園、日本高野連の地方大会の中止を受け、高校球児、マネージャー、そして指導者、保護者の皆様らに形に残るものをご提案したく、企画「思い出の選手名鑑 by Full-Count」として、3年生の部員の集合写真、プロフィール、メッセージなどを掲載していきます。「自分たちが記事になった」とこの2年半の活動に胸を張って、次のステップへ進んでいけるよう、応援していきます。皆の思い、記事にします。