鷹が対外試合初戦に競り勝つ 上林が3安打2打点、オリ山本は2回零封
オリ鈴木優が危険球で退場、当たった松田宣は途中交代
ソフトバンクとオリックスは2日、京セラドームで対外試合初戦を戦い、2-1で勝利した。ソフトバンクは「6番・右翼」で出場した上林が4回に先制の適時二塁打、8回は勝ち越しの適時打を放ち、両チームでただ1人、3安打の大暴れだった。
定位置を狙う上林がアピールした。4回、1死から三塁への内野安打で出塁した松田宣浩内野手を一塁に置いて打席へ入ると、オリックス2番手の村西良太投手から左中間を破る一打を放った。松田宣は一塁から一気に生還。三塁を狙った上林はアウトになったものの、先制の適時二塁打となった。
上林は7回の第3打席でも安打を放つと、同点に追いつかれた8回にはこの日3本目の安打。2死一、二塁で神戸から中前への勝ち越し適時打を放って決勝点を生み出した。
投げては先発の二保が4回2死まで無失点投球。1回、2回と先頭をストレートの四球で歩かせたものの、後続を打ち取って先発ローテ入りに前進した。2番手の川原は1回1/3を無失点。3番手の古谷は最速151キロでロドリゲス、吉田正、ジョーンズの中軸をねじ伏せた。津森が同点に追いつかれたものの、再びリードを奪うと、嘉弥真、モイネロが無失点に封じた。
オリックスは先発の山本由伸投手が最速153キロをマークして2回を無失点と順調な仕上がり。1点ビハインドの7回に後藤の適時打で同点に追いついたものの、8回に登板した鈴木優が松田宣に頭部死球を与えて危険球退場。代わった神戸が上林に勝ち越しの適時打を浴びた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)