鷹・栗原、開幕スタメンならどこで出る? 工藤監督が明かした起用プランの一端

4日の練習試合では京セラドーム5階席に届く本塁打を放ったソフトバンク・栗原陵矢【写真:福谷佑介】
4日の練習試合では京セラドーム5階席に届く本塁打を放ったソフトバンク・栗原陵矢【写真:福谷佑介】

外野は助っ人2人が来日できずチャンス、一塁ではベテランの内川や明石、川島らがライバルに

 自ずと栗原に可能性が出てくるポジションは一塁か外野ということになる。幸か不幸か、ソフトバンクはデスパイネとグラシアルというキューバ人助っ人2人が新型コロナウイルスの影響で再来日できないでいる。バレンティンを指名打者で起用するとなれば、左翼、そして一塁、右翼のポジションを狙えることになる。

 その中で右翼手は目下、7年目の上林がアピールを続けている。かつては侍ジャパンメンバーにも選ばれており、走攻守の三拍子揃った選手である。現時点で順調にいけば、右翼の筆頭候補は上林だ。となると、栗原の起用プランとして残るのは左翼手か一塁手になる。

 一塁ではベテランの内川聖一や明石健志、川島慶三、左翼にもベテランの長谷川勇也や韋駄天の周東佑京らが顔を揃える。この面々との競争となるが、これまで工藤監督は「みんなに結果で判断させてもらうと伝えています」と語っている。紅白戦や練習試合の結果を開幕スタメンを決める最優先事項としている。

 少なくとも、ここまでの試合で栗原以上の結果を残している選手はいない。アピール度合いはチームでもピカイチだ。一塁なのか、左翼なのか。それはここからの競争が鍵を握る。ただ1つ言えるのは、栗原陵矢の名前が開幕戦のスターティングラインナップに並ぶ可能性がどんどん高くなっているということだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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