「指名権を与えてしまった」 ヤンキースの“ドラフト最大の後悔”をMLBが特集
大リーグ公式サイトが全球団のドラフト最大の後悔を特集した
ヤンキースはトラウトを獲得できずに後悔してる? 10、11日に開催される米ドラフト会議を前に、大リーグ公式サイトは「全球団のドラフト最大の後悔」と特集記事を掲載。ヤンキースは2009年ドラフトでエンゼルスのマイク・トラウト外野手を逃したことを挙げた。
トラウトはニューヨーク州に隣接するニュージャージー州出身。MLB公式によると、ヤンキースのスカウトは「プロキャリア前に個人的に指導を行っていた」という。しかし、ヤンキースは08年オフにエンゼルスからFAとなっていた通算409本塁打のマーク・テシェイラを獲得。これでトラウトの1巡目獲得を逃した。
「ヤンキースは全体29位まで1巡目指名が回ってこず、エンゼルスが全体25位でトラウトをかっさらった。フリーエージェントのマーク・テシェイラと契約するために、ヤンキースがエンゼルスに与えた指名権を使ったというわけだ」
ヤンキース移籍後のテシェイラは09年に39本塁打、122打点で打撃2冠王を獲得。主砲として8年間で打率.258、206本塁打、622打点とマークしたが、トラウトは現在28歳にして3度のMVPを受賞。現役メジャー最強選手の呼び声は高く、将来の殿堂入りも確実視されている。逃した魚はあまりにも大きかったかもしれない。
また、アストロズは15年新人王、16年MVPのクリス・ブライアント内野手(カブス)を逃した2013年ドラフトを挙げた。同年は全体1位で「世代を代表する有望株」と期待されていたスタンフォード大のマーク・アペル投手を指名。しかし、ヒューストン出身のアペルはメジャーデビューできずに18年2月に26歳で現役引退している。
(Full-Count編集部)