MLB全体1位トーケルソン、指名漏れから頂点に 「もうこんな経験はしたくない」

アリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン【写真:Getty Images】
アリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン【写真:Getty Images】

アリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン内野手はMLBドラフト全体1位でタイガースが指名

 強打の野手として全米から注目を浴びていたアリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン内野手が10日(日本時間11日)、MLBドラフトでタイガースから全体1位指名を受けた。タイガースのアル・アビラGMは「まさに我々が1位で指名したいと思っていたタイプの選手」と喜びの声を上げている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えた。

 トーケルソンはアリゾナ州立大で一塁手としてプレーしたが、タイガースは三塁手として指名。身体能力の高さ、大型三塁手として期待を込めるアビラGMは「彼が一塁でプレーできることは分かっていますが、スカウトは三塁でプレーできると確信しており、現時点ではそれが我々の意図です。まさに我々が1位で指名したいと思っていたタイプの選手です」と指名の意図を説明した。

 トーケルソンは高校時代の2017年にドラフト指名漏れを経験。本人は当時を振り返り「キツかったです。2017年のドラフトを3日間とも見て、対戦したことのある多くの選手たちが指名されていました。火がつき、『もうこんな経験はしない』と、アリゾナ州立大の3年時に1巡目指名を受けると自分に言い聞かせました」と、悔しさを胸に大学でプレーを続けたことを口にしている。

 タイガースは昨季ア・リーグワーストの得点と本塁打数だっただけにトーケルソンの強打に大きな期待を込めている。記事では「彼はメッツの一塁手ピート・アロンソと比較されるパワーのポテンシャルを持っているが、アロンソよりも運動能力が高い」と、締めくくっている。

(Full-Count編集部)

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