オリックスAJが人種差別反対のデモ参加 遠く日本からの抗議活動に「とてもつらい」
日本の路上で日本語で書かれたプラカードを手に平和的な抗議活動を行った
オリックスのアダム・ジョーンズが、5月25日に米ミネソタ州ミネアポリスで警察官に殺害された黒人男性、ジョージ・フロイドさんの死に伴い、日本での抗議活動に参加した。米メディア「NBCスポーツワシントン」が報じている。
マリナーズ、オリオールズ、ダイヤモンドバックスを経て今季からオリックスでプレーするジョーンズは、8日に自身のインスタグラムを更新。「黒人の命は大切だ」「アメリカで黒人であることが死刑宣告であってはならない」と日本語で書かれたプラカードを手に、路上で抗議活動を行っている写真を投稿した。
「今日、私たちは自分自身よりももっと大きな何かの一部分になりました。こんなことが起こっている中、アメリカにいることができないことは、とてもつらいです。でも、私たちは、日本から役割を果たします! 黒人、白人、ヨーロッパ人、アフリカ人、フィリピン人、日本人、更には、ニュージーランドからの人にも会いました! とてもパワフルでした! 人種差別に対して意見して、それに立ち向かう人たちと一緒にいることが出来たことはとても光栄で、とても力強く、感謝しています!!!!」と強く訴えかけたジョーンズ。この投稿に、ファンからは「アメージング」、「安全でいてね」、「君たちのやっていることをとても誇りに思うよ」、「愛してるよ」、「日本でもサポートしてくれてとても嬉しい」と感激の声が上がっている。
2017年にはフェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦で、ファンから人種差別的なヤジとともにピーナッツの袋を投げ付けられた経験のあるジョーンズ。これまでも人種差別について度々抗議の意を唱えており、日本にいながらも今回の一件に行動を起こさずにはいられなかったようだ。
(Full-Count編集部)