鷹が超積極打線で快勝 驚愕弾の2番柳田は10戦6発、東浜3回無失点
広島の開幕投手・大瀬良は6回を投げて6安打3失点
ソフトバンクは12日、本拠地PayPayドームで広島と練習試合を行い、3-0で快勝した。2番に柳田、3番にバレンティンを置く打線が機能して初回に2点を奪って先制すると、投手陣の完封リレーで逃げ切った。
工藤公康監督が思い切って組んだ大胆打線が機能した。初回1死から2番に据えた柳田が右中間を破る二塁打で出塁。続くバレンティンが左前安打で繋ぐと、4番長谷川、5番松田宣が連続適時打。広島の開幕投手に決まっている大瀬良からいきなり2点を先制した。
3回には柳田が3試合連続本塁打となる驚愕の一発を放った。大瀬良の117キロのカーブにタイミングを外され、体勢を崩されながらも右手一本で左中間のホームランテラス席へ運んだ。見る者全てを驚愕させる一発に無観客の本拠地もどよめいたほど。2番に入った柳田は2打数2安打1本塁打で、練習試合10試合で6本塁打目。バレンティンも1打数1安打1四球と結果を残した。
投手陣は先発の東浜が3回を投げて1安打無失点3奪三振と好投。初回先頭のピレラの打球が左太ももの内側を直撃するアクシデントがありながらも続投し、最速151キロをマークした。大事をとって3回での降板となったが、開幕に向けて上々の仕上がりぶり。4回からは尾形、泉、岩嵜、森と無失点で繋ぎ、完封リレーで逃げ切った。
広島は零封負け。開幕投手の大瀬良は初回、3回に失点したが、尻上がりに調子を上げて6回を6安打3失点。7つの三振を奪って開幕に向けた最後の登板を終えた。2番手の遠藤も無失点と好投。だが、打線はソフトバンク投手陣に抑え込まれ、ピレラ、西川の放った2安打のみに終わった
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)