MLB開幕に向けた新提案も交渉決裂 米メディア「選手会は最新の提案を拒否した」

MLB選手会役員でカージナルスのアンドリュー・ミラー【写真:Getty Images】
MLB選手会役員でカージナルスのアンドリュー・ミラー【写真:Getty Images】

MLB機構が示した譲渡案に選手会側は拒否

 開幕に向けMLB機構と選手会の対立が続くメジャーリーグ。MLB機構が72試合、試合数に応じ70%の給与保証などの譲渡案を提出していたが、選手会側は13日(日本時間14日)に拒否する意向を伝えた。米メディアが伝えている。

 MLB機構が選手会に提示した譲渡案は7月14日から開幕され、試合数は72試合、そして給与面は試合数に比例しポストシーズンがない場合は70%を保証(開催されれば80%)、プレーオフは10チームではなく16チームになるという内容だった。

 だが、レッズのトレバー・バウアー投手などはすぐさまこの譲渡案に不快感を示し、多くの選手が合意できないことを口にしていた。

 そしてこの日、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は自身のツイッターで「MLB選手会は、MLBの最新の提案を拒否した。代わりの案も提案しない」と、交渉が決裂したことを伝えた。

 決定権を持つMLB機構のロブ・マンフレッドコミッショナーは選手会側と交渉が決裂した場合は50試合程度で強行開催する可能性を示唆している。選手会側は15日(日本時間16日)までに今後の予定を知らせるよう要望しているようだ。

 パッサン記者は「もし一方的にシーズンを課すなら選手会と我々のメンバーに何試合を行うつもりで、いつ、どこにプレーヤーがレポートすべきか、知らせることをリクエストする。この時点でプレーヤーとファンを待たせることはフェアではない」と、選手会の書簡内容を伝えている。

(Full-Count編集部)

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