鷹は投手15人、野手16人で開幕へ 1枠増のベンチ入りは投手に活用
森浩之ヘッドコーチが明かす「野手は16人、投手は15人で開幕を迎える」
ソフトバンクは15日、チームの全体練習はオフとなり、本拠地PayPayドームで先発投手陣だけが練習を行った。14日の広島戦をもって開幕に向けた練習試合は終了。この日の練習後に森浩之ヘッドコーチが報道陣に対応し、今季の戦い方の展望を語った。
オリックス、阪神、広島と戦った練習試合では様々な打順の並び、メンバー構成をテストした。12試合で全く同じオーダーは一度もなし。2番柳田、3番バレンティンの超積極的打線や2番栗原といった並びも試した。森ヘッドコーチは「得点圏、打線の繋がりを考えて模索した12試合。開幕どうなるかは打撃コーチ、総合コーチ、どうやったら点が入るか打線を組んでいくことになると思います」と語り、開幕オーダーについては「イメージはできています」と語った。
今季は1軍の出場選手登録枠が31人に、試合に出場可能なベンチ入り人数は26人に拡大される。森ヘッドは練習試合を終えて31人への絞り込みを行ったことを明かした上で「野手は16人、投手は15人で開幕を迎える」と明言。ベテランの内川らが2軍となった模様だ。昨季までの25人から1人増えるベンチ枠の活用法については「ピッチャーになるのかな」と語り、投手の層を例年より厚くする方針を語った。
新型コロナウイルスの感染拡大で3か月遅れで迎える開幕。練習試合での調整期間は2週間しかなく、特に先発投手陣は通常よりも少ない調整登板機会で開幕に臨む。球数やイニング数は増やしきれていない状況にある。そのため森ヘッドは「これだけ練習できてない、投球回数、投球数が確保できていない。中継ぎに負担がかかる可能性が大」と言う。例年の25人枠であれば、投手10野手15前後の配分だったが、今季の序盤は投手11野手15前後の振り分けとなりそうだ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)