優勝争いのキーマンは誰? 目が離せない、編集部が選ぶ12球団イチ押し選手 【パ編】

日本ハム清宮は3年目にして初の開幕1軍、高校通算111本塁打を放った逸材はブレークなるか

◯ロッテ・小野郁

オープン戦 3登板3回 無失点 0.00
練習試合 5登板5回1/3 1失点 1.69

 オフに国内FA権を行使して楽天に移籍した鈴木大地の人的補償として加入した23歳右腕。イースタンでは2年連続で最多セーブに輝くも、1軍で通算39試合に登板し0勝1敗、防御率7.30と結果を残せていなかった。しかし、6月の練習試合では5回1/3を投げ5安打1失点、7奪三振と結果。速球はチーム最速153キロをマークし、スラッター&スラーブと2種類のスライダ―を駆使して三振を奪った。勝ちパターンはハーマン、ジャクソン、益田と強力だが食い込むことを期待したい。

◯日本ハム・清宮幸太郎

オープン戦 6打数2安打0本2打点 .333
練習試合 24打数3安打1本2打点 .125

 和製ベーブ・ルースと称された逸材も18、19年と2年連続で7本塁打止まり。高校通算111本塁打を放った能力を考えれば、やはり物足りない。同世代のヤクルト村上が昨季36本塁打、96打点と大活躍。清宮は2日からの練習試合では打率.125と苦しんだが、村上のアーチ後に豪快弾をかけた。世代を代表するスラッガーとして今季の大ブレークを期待したい。

◯オリックス・T-岡田

オープン戦 27打数8安打3本9打点 .296
練習試合 32打数8安打1本3打点 .250

 昨季はわずか1本塁打に終わった和製大砲。2010年に本塁打王を獲得してから10年の月日が流れ、完全復活をファンは期待している。オープン戦、練習試合と好調をキープし“恐怖の1番”としての起用も。吉田正、ジョーンズ、ロドリゲスが並ぶ強力打線に元キングも黙っていない。

(Full-Count編集部)

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