鷹・工藤監督「よく飛びました」 柳田の特大弾に驚愕、敗戦には淡々

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

2番手で登板した松本が8回につかまりロッテに競り負け

■ロッテ 3-2 ソフトバンク(20日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは20日、本拠地PayPayドームでロッテ戦を戦い、2-3で敗れて今季初黒星を喫した。同点で迎えた8回に2番手の松本が自身の暴投で勝ち越し点を献上して競り負けた。

 先発の和田は2回にレアードにソロ本塁打を被弾し先制点を奪われた。それでも7回途中まで投げて4安打1失点の好投。工藤公康監督も「ナイスピッチングだったと思います」と絶賛。だが、和田のあとを受けた松本が2イニング目となった8回に制球を見出し、4つの四球や暴投、レアードの適時打などで2点を奪われた。

 打線は1点ビハインドの6回に柳田がバックスクリーン右のスタンド中段まで運ぶ推定140メートル超えの特大弾を放ち、一時は同点に。工藤監督も「よく飛びましたね。感じはずっと良かったので、1本出ると変わるかなと思いますし、明日から楽しみにしたいと思います」と称える一発になった。8回には明石にもソロが飛び出したが、1点届かなかった。

 6回には柳田の一発のあと、さらにバレンティン、長谷川の連打で無死一、二塁のチャンスを掴んだが、松田宣、明石、甲斐が立て続けに凡退し勝ち越しのチャンスを逃した。指揮官はこの場面を「マッチに関していろんな意見あると思いますけど、まだシーズンも初め。彼が打てば盛り上がる。バントというより打って勢いづけてほしいと思います」と、バントではなく、強行策に出た狙いを明かしていた。

 開幕戦に勝利しており、これで1勝1敗のタイに。指揮官は「どの試合でも負けるつもりはなく、勝つつもりでいっている。明日は、リリーフも休んでいるし、礼くんも休んでいるので全力で勝ちにいきます」と語り、カード勝ち越しに向けて切り替えていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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