「フロリダにゆかりのある選手がいる」米紙が虎ボーア、鷹ムーアら元MLB選手を特集
NPBでプレーする元MLB選手10人の経歴にスポットを当てて特集
プロ野球開幕から1週間。今季は外国人枠が「5」に拡大し、各球団とも助っ人運用が勝負のカギを握る。新加入の助っ人たちは結果を残せるのか。米フロリダの地方紙「ベニス・ゴンデリア・サン」では「ジョーンズ、ムーアは、日本の野球に順応できるか?」との見出しで、MLB経験のある各球団の助っ人を紹介している。
大リーグは7月23日か24日(日本時間24日か25日)に開幕することを決めた。記事では一足先に開幕を迎えた日本のプロ野球界に注目。日本でプレーする選手について「もしあなたが名前が分かる選手を探しているなら、NPBにはあなたが聞いたことのある選手が多くいるはずだ。オールスターに選ばれたことがある選手も1人、2人いる」と伝えている。
記事では、まずオリックスの大物助っ人の名を挙げた。「アダム・ジョーンズが、他を大きく引き離して最もよく知られた名前だろう」と、まだ34歳であることや、5度のオールスター戦選出、中堅手として4回ゴールドグラブ賞を受賞したことなどを紹介した。「次にMLBファンによく知られているプレーヤーは、ヤクルト・スワローズの内野手、アルシデス・エスコバーだろう」とし、ブルワーズで3シーズン、ロイヤルズ8シーズンプレーし、2015年にワールドシリーズを制覇した遊撃手の名前を挙げた。
続けて「読売ジャイアンツは、昨シーズンのワールドシリーズチャンピオンがいると自慢できる」とし、MLB歴10年のベテラン、ヘラルド・パーラ外野手を紹介。「2度のゴールドグラブ賞を受賞した彼は、ナショナルズにベイビーシャークを持ち込んだことでも有名である」と、欧米で有名な童謡を取り入れた“シャークダンス”についても伝えている。
「レイズのファンは、福岡ホークスのローテーションから、昔の懐かしい出来事を思い出すことができる」と紹介されたのは、2013年にレイズで17勝を挙げオールスター戦にも選ばれたマット・ムーア投手。「阪神タイガースにも、フロリダにゆかりのあるプレーヤーがいる」とし、同じフロリダに位置する元マーリンズの一塁手、ジャスティン・ボーア内野手についても触れている。
ロッテのレオニス・マーティン外野手についても「このスピーディーな外野手は、9シーズンで、(MLBの)5つのチームでプレーした。最も有名なのは、テキサス・レンジャーズでプレーしたことだろう」とその経歴を伝え、その他、NPBで馴染みのある名前として、DeNAに加入したタイラー・オースティン、西武のコーリー・スパンジェンバーグ、広島のホセ・ピレラ、日本ハムのニック・マルティネスらを紹介。一足先に開幕を迎えたNPBへの注目が高まっている。
(Full-Count編集部)