DeNAラミレス監督、プロ初牽制の山崎への信頼変わらず「状態は悪くない」
逆転弾を浴びた抑え山崎はプロ入り初の牽制球を2球続けた
■阪神 8-6 DeNA(27日・横浜)
DeNAは27日、横浜スタジアムで行われた阪神戦に6-8で敗れ、開幕第3戦から続いていた連勝が5でストップした。両チーム合わせて22安打の打撃戦は序盤から点の取り合いとなったが、1点リードしたDeNAが最後の1アウトを奪えず逆転負けとなった。デーゲームで巨人がヤクルトに敗れ、勝てば首位浮上となる一戦で、守護神の山崎が打たれてまさかの敗戦となったが、ラミレス監督は「最初から最後まで、息を呑むいい試合だった」と落ち込むことはなかった。
2度のビハインドを跳ね返した打線は、途中交代したロペスと伊藤光を除いた先発野手全員が安打を記録するなど、11安打で6点を奪った。指揮官は「攻撃はよかった。みんなよくバットが振れているし、(逆転された)9回もチャンスを作った。そんな場面で打つこともあれば、打てないこともある。それが野球というもの」と、好調が続く打線を評価した。
山崎は9回2死から崩れ、プロ入り初の牽制球を2球続けた。まさかの被弾でリードを守れなかった守護神に関しても「状態は悪くない。打たれる時もある。ヤス(山崎)は横浜スタジアムでの数字があまり良くないし、タイガース戦では過去にも同じようなことがあった。問題はない」。19年は本拠地で防御率1点台と安定していたが、18年は防御率5.08。それでも、18年から最多セーブに輝いている。指揮官の信頼は変わらなかった。
先発のピープルズが5回5失点で降板。後を継いだ国吉が6、7回を無失点に抑えた後、3イニング目となる8回のマウンドにも上がり、安打と2四球で2死満塁となったところで石田に交代した。石田がピンチを凌いで1点リードは守ったが、頼みの守護神が土壇場で逆転弾を浴びた。