「眩暈がする」台湾の人気チア・チュンチュンのダンスにファン熱狂
CPBLの公式YouTubeではチュンチュンら「パッションシスターズ」の動画も公開
新型コロナウイルスの感染拡大で3か月遅れで開幕を迎えた日本のプロ野球。開幕後は無観客で試合が開催されてきた。だが、7月10日からは順次、有観客試合が再開される。まだ満員とはいかないまでも、スタジアムで生で試合を観戦し、そして応援する日々が戻ってくることになる。
この日本のプロ野球より一足先に有観客試合が再開されているのが台湾プロ野球(CPBL)だ。台湾では世界でいち早く4月12日にプロ野球が開幕し、5月8日からは有観客試合を再開させている。スタジアムがファンの熱気で包まれるようになり、台湾プロ野球の特徴でもある美女チアリーダーたちによる音楽に合わせた応援にも力が入っている。
その台湾プロ野球で現在、首位に立っているのが、台湾・台中市に本拠地を置く中信兄弟だ。49試合を消化して29勝20敗と9個の貯金を作り、楽天モンキーズに1ゲーム差をつけている。今季からは昨季までソフトバンクに在籍したアリエル・ミランダ投手も在籍している。
その中信兄弟のチアチームが、台湾の人気女性タレントのチュンチュンもメンバーとして活躍する「パッションシスターズ」だ。チュンチュンは日本の雑誌に取り上げられ、日本で発売された写真集も人気となっていたほど。台湾プロ野球のチアチームのメンバーは、タレントとしてテレビなどでも活躍する女性が多く、美女揃いかつ華やかな存在だ。
彼女たちは試合前にはグラウンド上でダンスパフォーマンスを行い、試合中にはスタンドにある舞台上で応援歌に合わせてダンスを踊り、ファンの応援を先導する。その人気は高い。
6月28日に行われた中信兄弟対富邦ガーディアンズの試合では台湾のアーティストの楽曲に合わせたダンスをスタンドの舞台で披露してファンを楽しませた。CPBLの公式YouTubeチャンネルではその模様も紹介されており「チュンチュンに眩暈がする」と言ったファンの声も寄せられている。
日本のプロ野球でも無観客ながら、各球団のチアチームが工夫や趣向を凝らし、ファンのためにテレビ画面を通してパフォーマンスを届けている。間もなく有観客が始まる日本のプロ野球でも、台湾プロ野球のように、チアもファンも心置きなく楽しめる日々がやってきて欲しいものだ。