清原、松坂もビックリ? 西武第二球場にスタンド、LEDビジョン新設
総工費180億円3年計画のリニューアル工事中
西武の2軍本拠地である旧・西武第二球場が「CAR3219(カーミニーク)フィールド」としてリニューアルされ、3日に報道陣に公開された。こけら落としとして、15日にはイースタン・リーグ巨人戦が無観客で行われる。
1軍本拠地のメットライフドームに隣接する旧・西武第二球場。このほど、スタンドが新設され、立ち見60人を含めて300人が観戦できるようになった。2軍用にはもったいないほどの、LEDディスプレイの大型ビジョンもお目見え。球速や球数も表示される。
フィールド内のブルペンとは別に、左翼後方に屋根付きのブルペン5レーン、さらには250平方メートルのサブグラウンドも設置。入場門、ファンと選手がサインや記念撮影を行える「ふれあい広場」も設けられた。今年のイースタン・リーグ公式戦は全て無観客で開催されることが決まっており、当面利用できないのは残念だ。
車の買い取りや新車・中古車販売の「スマイルランド」(埼玉県川越市)がネーミングライツ(命名権)を取得した。松井稼頭央2軍監督は「もっともっと野球に打ち込める環境が整ったと思います。だからこそ、これから『CAR3219フィールド』で、選手たちにはメキメキ力をつけていってほしいですし、僕はこの環境で選手をしっかり育てていきたいと思います」とコメントした。
西武は総工費約180億円をかけて3年計画で、本拠地メットライフドーム周辺をリニューアル工事中。昨年は清原和博氏、松坂大輔投手らが育った「若獅子寮」や室内練習場を老朽化に伴い建て替えた。来年はメットライフドームに砂かぶり席、VIPラウンジが設置される予定。今年チームに14年ぶりに復帰した松坂も、隔世の感を覚え、驚いているかもしれない。