ヤ軍ブーン監督、田中と共にスタントンの精神面気遣う 「彼は大丈夫だった」

スタッフに支えられながらグラウンドを去るヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
スタッフに支えられながらグラウンドを去るヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

スタントンはマーリンズ時代に顔面死球を経験…

 ヤンキースの田中将大投手は4日(日本時間5日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで再開されたキャンプに参加し、実戦形式の投球練習でジャンカルロ・スタントン外野手の打った打球が頭付近に直撃するアクシデントがあった。ブーン監督は田中の無事に安堵していたが、スタントンの精神面にも気遣っていた。地元紙「NYデイリーニュース」が伝えている。

 開幕に向けキャンプを再開させたヤンキース。田中はニューヨーク市内の病院で精密検査を受け、「異常なし」と診断され大事には至らなかった。本人もツイッターでは「ご心配をおかけしております。患部に痛みはありますが、それ以外は元気です。出来るだけ早くまた、マウンドに上がれるように頑張っていきたいと思います」と報告している。

 強烈な打球が田中の頭部に直撃した瞬間、スタントンは頭を抱えるなど大きなショックを受け、その後はダグアウトに戻り一時練習を中断していたという。

 ブーン監督は田中の容態、そしてスタントンの精神面にも細心の注意を払っていたようだ。記事では「すぐに私はスタントンの様子も確認しに行った。『気分はどうだい、大丈夫か?』と。彼は大丈夫だったとは思う」と伝えている。

 スタントン自身もマーリンズ時代に顔面死球を受けており、その恐怖心は痛いほど分かっている。幸い、田中は大事に至らずブーン監督は「田中が自分の足でマウンドを降りる姿を見て少し安心したと思う。その後、田中は『大丈夫だ』とスタントンには簡単に伝えた」と当時の状況を振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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