田中将大、打球直撃翌日にチーム合流 同僚も安堵「いつも通り振舞っていた」
同僚のガードナー「クラブハウスの中を歩き回り、いつも通りふるまっていた」
キャンプ初日の実戦形式の打撃練習で打球が頭部に直撃したヤンキースの田中将大投手がチームに再合流を果たした。容体が心配されていたが同僚のブレッド・ガードナー外野手は「いつも通り振舞っていた」と語りチームメートも一安心したようだ。MLB公式サイトが伝えている。
田中はスタントンの112マイル(180.2キロ)の打球が直撃し病院で検査を受け軽い脳震盪と診断されていた。アクシデントの翌日5日(日本時間6日)の昼頃に姿を見せた田中についてガードナーは「クラブハウスの中を歩き回り、いつも通りふるまっていた」と、普段通りの姿をみせていたことを語っている。
アーロン・ブーン監督も元気な田中の姿を見て一安心したようで「とても元気だった。彼はよく眠れ、食欲の減退もないようだ。全ての兆候が、彼があの弾丸を本当に避けたことを示している。彼の現状に励まされたが、私たちはゆっくり着実にやっていこうと思う。長い時間がかかることではないと期待しているよ」と、今後の見通しについても言及。
ただ、MLB機構が定めるの脳震盪プロトコルに入り復帰に向け準備を進めていくため、ブーン監督は開幕から第1週間の試合に間に合うかどうかは明言を避けたという。
一歩間違えば選手生命にもかかわるアクシデントだったが、田中の姿にガードナーも「彼が異常のない状態であることを願っている」と語り、田中の後にマウンドに上がったジェームズ・パクストンも「昨日起こったことは本当に恐ろしかった。幸運にもそれはめったに起こることではないが、私は初登板の時にはただ安全にプレーしたかった」と、その衝撃を改めて口にしていた。
(Full-Count編集部)